ノルディック・セミコンダクター株式会社(以下 Nordic)は、「ワイヤレスジャパン×ワイヤレス・テクノロジー・パーク 2026」(会期: 2026年5月27日~29、会場: 東京ビッグサイト、小間番号:W-59)に出展し、同社のBluetooth Low Energy(LE)、地上および衛星セルラーIoT、Wi-Fi、パワーマネジメント(PMIC)、Edge AIなどの最先端技術を、展示デモンストレーションでご紹介するほか、出展社セミナーに登壇します。
出展社セミナー
5月27日(水)11:40~12:00 A会場
講演者: ジョン・ケニー(日本カントリーマネージャ)
タイトル: 「超低消費電力エッジAIの実用化:ソフトウェアモデルからNPUによる高速化まで」
**内容:**エッジAIにおいて、もはや性能、消費電力、複雑さ間のトレードオフは不要です。Nordic semiconductorは、軽量なソフトウェアベースのモデルからAxon NPUを用いたハードウェアアクセラレーションまで、幅広いスケールに体操するハイブリッド型エッジAIアプローチを発表しました。本セッションでは、開発者が最小限の消費電力で小規模なタスクから開始し、シームレスに高性能なAIタスクへと移行する方法について解説します。これにより、よりスマートで高速かつ効率的なバッテリー駆動のワイヤレス製品の実現が可能になります。
5月28日(木)11:40 - 12:00 A会場
講演者: 小林 紀之(セールス&マーケティング アカウントマネージャー)
タイトル: 「コネクティビティのその先へ:Memfaultが提供するnRF Cloudにより、安全で可視性の高い、容易なメンテナンスの実現」
内容: ワイヤレス製品のリリースこそが、すべての始まりです。本セッションでは、Memfaultが提供するnRF cloudにより、開発者がグローバルなセキュリティ要件を満たしつつ、Deploy後もデバイスレベルでの詳細な可視性を確保する方法を紹介いたします。パフォーマンス監視、クラッシュ分析、信頼性の高いOTAアップデートが、開発ワークフローに複雑さやコストを追加することなく、いかにして製品品質の向上、現場での問題解決の迅速化、そして顧客満足度の向上につながるかを解説いたします。
主な展示(予定)
ニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)搭載System-on-Chipの新製品「nRF54LM20B」
大容量メモリを備えたnRF54LM20Bに統合されたNPUは、TensorFlow LiteクラスのAIモデルを Arm® Cortex® CPUでの実行と比べて最大15倍高速に処理し、消費エネルギーも大幅に削減します。さらに、最も近い競合のエッジAIソリューションと比較して最大7倍の性能、最大8倍のエネルギー効率を実現します。これにより、高頻度センサーデータ処理、オーディオ解析、イベント駆動型AI処理などのエッジAIワークロードを、小型バッテリー駆動デバイスでも実用的に実装できるようになります。
nRF Cloud powered by Memfault
nRF Cloud powered by Memfaultは、デバイスの可観測性・管理・位置情報サービスを統合したプラットフォームであり、開発者がデバイスを最高レベルでの容易さで監視・管理・更新が可能です。このプラットフォームは、Memfaultの実績ある可観測性およびOTA(Over-The-Air)更新インフラを、Nordicが展開するクラウドサービス基盤「nRF Cloud」に直接統合したものです。nRF Cloud powered by Memfaultは、遠隔診断、フリートヘルスモニタリング、セキュアなOTAアップデートなどの機能を標準で提供し、NordicのnRF91シリーズセルラーIoTモジュールだけでなく、nRF54 / nRF53 / nRF52シリーズのマルチプロトコル無線SoCにも対応しています。シンプルな統合で無償利用を開始でき、スケーラブルに拡張可能です。
低消費電力の新製品「nRF93M1」 LTE Cat 1 bisモジュール
nRF93M1は、Nordicのロングレンジ(Long-Range)ポートフォリオにLTE Cat 1 bis接続を追加する製品です。地域別およびグローバル向けの完全互換モジュールオプションを提供し、大規模かつ信頼性の高いIoT展開を可能にします。nRF54LホストMCUリファレンスデザイン、評価キット、オープンドキュメントを備え、企業は迅速な立ち上げ、容易な統合、プロトタイプから量産製品へのスムーズな移行を実現できます。超低消費電力設計により、バッテリー駆動デバイスは現場で数年間の動作が可能です。また、Nordicの最適化済みの標準インターフェースおよび周辺機能により、新規・既存システム設計への組み込みも容易です。
Low Energyに対応した新製品「nRF54LS05A」と「nRF54LS05B」
エントリーレベル超低消費電力の新製品「nRF54LS05A」と「nRF54LS05B」は、単一チップ構成のシステムにおけるメインのワイヤレスSoCとして使用できるほか、マルチチップ構成のシステムではBluetooth LEのコンパニオンデバイスとしても利用でき、Nordicの市場をリードするBluetooth LE技術の恩恵をそのまま活用することが可能です。nRF54LS05AおよびnRF54LS05Bは、堅牢なBluetooth LE接続、超低消費電力、使いやすいソフトウェアといったnRF54Lシリーズの主要機能を備えつつ、シンプルでコスト効率の高いBluetooth LE製品の開発に最適化されています。NordicのBluetooth LEスタックは業界のリファレンスとして広く採用されており、開発者は高い信頼性と性能の恩恵を受けることができます。このシンプル化された設計により、これらのエントリーレベルSoCは、センサー、タグ、ビーコン、リモコン、PC周辺機器などのシンプルなアプリケーションに最適です。
Nordic Fuel Gauge v2.0
nPM1300およびnPM1304パワーマネジメントIC向け高精度ソフトウェアベースのバッテリー状態管理ソリューションの大幅アップデートとなる「Nordic Fuel Gauge v2.0」は、バッテリーの健康状態(State-of-Health:SoH)の高度な推定機能、適応型バッテリーモデル、長期的なフリート分析機能を追加し、電力制約のある幅広いIoT製品に高度なバッテリー管理を拡張します。Nordic Fuel Gauge v2.0は、メーカーがより信頼性が高く、持続可能で長寿命な製品を開発できるよう支援するとともに、新たに強化されつつあるバッテリー交換規制への対応も可能にします。これには、製品のライフタイム中、エンドユーザーがいつでも容易に取り外しおよび交換できることを義務付けるEU電池規則(2023/1542)が含まれます。今回の発表により、メーカーはバッテリーの交換時期を適切に判断できるようになり、「修理する権利(Right to Repair)」への対応を支援するとともに、製品の信頼性向上と保証コストの削減を実現します。
AliroおよびMatter対応アクセス制御システム向けリファレンスデザイン
AliroおよびMatterを活用した商業施設および住宅向けの、安全かつ相互運用可能なアクセス制御ソリューションを実現する、新たなリファレンスデザインをご紹介しました。Connectivity Standards Alliance(CSA)によって策定されたAliroは、従来の物理鍵、カード、キーフォブに代わり、リーダータイプ、デバイス、メーカーを問わず利用可能な安全なモバイル認証情報を提供します。Bluetooth® Low Energy、Ultra-Wideband(UWB)、Near Field Communication(NFC)をサポートし、開発者に柔軟な技術選択肢を提供します。